シンガポールで見たIT系サービスまとめ
シンガポールの街で見かけたサービスを備忘録的にまとめておきます。タイトルですが、サービスの総称に適当な言葉が思いつかなかったので適当にITという括りにしました。
・Mobike
自転車のシェアリングサービス。中国企業が展開するサービスですが、街のそこかしこでみかけました。体感としては後述するobikeよりもよく見かけたなぁという感じ。
驚いたのが、どこでも乗り捨てできるため本当に乱雑に置かれていたこと。
そのほうがユーザーにとっても乗りやすくていいなと思いました。歩く所なんて大体決まっているし、決まった場所にあるより「欲しいときに出会える」可能性が高いかもと直感的に思いました。
累計12億ドル調達、直近アメリカにも進出と勢いすごい。
・oBike
こっちはシンガポール発の自転車シェアリングサービス。mobikeに比べると数が少ない印象を受けましたが、設立がなんと今年の1月!だいぶ若いサービスなのでこれからバチバチに競争していくのでしょう。
こちらも大型調達済み。ここには入れてないみたいですが、競合にAlibabaが出資している率が高いのも注目。
・deliveroo
イギリス発の出前サービス。ヨーロッパ中心に香港やシンガポールなどの生活水準高めなアジアに進出しているそう。実際に運んでいるところは見れませんでしたが、いくつかの店舗にステッカーが貼ってありました。
お昼頃になるといくつもお弁当を持ち帰っている人がいたので需要はあるかもですが、大きいビルの近くにはホーカーがあったりしたので利用シーンは多くなさそうな印象も受けました。
アイコンがかわいくて好き。
・Grab
シンガポールが拠点なので記念にと思って使ってみました。
体験自体は普通のタクシーと特に変わりないですが、やっぱりアプリで事前に行き先を伝えられるのは英語のできない僕にとっては大変にありがたかったです。マッチングも10秒ぐらいで成立、乗車時に口頭で本人確認(電話番号?がうまく表示されていなかったらしい)、行き先についてもセントーサ島手前だったので宿泊とかじゃないと島に入るにはお金がかかるよ云々話をされましたが全てスムーズでした。
僕みたいな英語できない&小心者だとタクシー止めて行き先伝えてお金払って、という行動だけで結構消耗してしまうのでこれからもどんどん使っていきたいです。
余談ですが、一回しょうもないことでカスタマーサポートにメールしたことがあったのですが、その時の対応が良かったので勝手にファンとして応援していたので今回利用できてよかったです笑
・NETS
決済サービス。上述した新興サービスではなくて30年ぐらい前に設立された老舗です。
決済端末としてかなり普及しているみたいで、タクシーや店舗などクレジットカードで決済するときはたしか全てNETSだったと思います。
NETSが発行しているカード(デビットかキャッシュか忘れた…)専用の地下鉄チャージ機がありパワーの大きさを感じました。
ちなみにシンガポールはキャッシュレスがかなり進んでおり、基本的にどこでもカードが使えます(一回だけキャッシュオンリーのタクシーがありましたが)。
NFC的な決済は試す機会が無くて残念。
現金も持っていきましたが、慣れている人だったら両替必要ない国です。お金に対するストレスが無くて最高でした。
・番外編:キックボードのバイクみたいなやつ
ありのままに見たことを話すと、エンジン?がついたキックボードが結構流行っているみたいで自転車乗る感覚でガンガン乗っている人がいた。
カテゴリー的にはセグウェイと同列な気もするけど、気になったのはスピードの速さで、下手したら原付きより速く走っていて(しかも歩道)、すごい乗り物があるもんだと田舎者の気持ちを味わいました。Mobikeで乗れるみたいだったので次回は乗ってみたい…!
最後に
意外と気になったサービスが少なくてアンテナの低さが露見する結果に…
観光地回るのに自転車は普通に便利なので、MobikeとかoBikeはまた海外行ったら使ってみたい。
動物園が好き。シンガポールのナイトサファリは絶対に行こう。
年を取ると味覚が変わるといわれるように、趣味趣向が変わることもあるもんだと思った。
シンガポールのナイトサファリは観光客御用達スポットで、まっぷるからRETRIPまでほぼ全ての観光情報誌・サイトに載っている。コンセプトがわかりやすいから紹介しやすいのだと思う。ざっくり言えば「夜の動物園を楽しむ」。これだけ。
バリでゾウの動物園に行ったとき以来、また動物を身近に触れたいと思っていたのでナイトサファリを訪れることは秒で決めた。
宿泊地からタクシーで30分から40分程度。森、山という言葉がふさわしい場所だった。
パーク内を回るにはトラムと呼ばれる車に乗るか、徒歩でいける。まずは王道で行こうと思いトラムを選択。ちなみにトラム→ショー鑑賞→徒歩と思っていたものの、ショー終了後とんでもない土砂降りに。徒歩は残念ながら取りやめた。トラムだとメインどころは勝手に回ってくれるので道を考える必要が無く、見ることに集中できるので全然よかったと後から思った。
ここの最大の特徴は檻が無いこと。
檻が無いからといってすっごい遠くに動物が居るとかそういうことはなく、
むしろ結構近くに見れるので満足度はかなり高い。
残念ながら夜なのでカメラは使い物にならず、目に焼き付けるのが一番良い。
ライオンやゾウ、キリンなど普通の動物園でよく見る動物もちゃんと見れるうえ、夜なので動物によっては活発に動いているので昼間とは違う楽しさがある。
また、ショーも普通に面白いので是非見よう。
気まぐれな動物は演技してくれないアクシデントもあるが、それがライブの魅力。完璧じゃないショーも新感覚でとてもよかった。
ここまであたかも動物が好きかのように紹介してきたが、動物・動物園が好きかもと気づいたのは約2年前に行ったバリのゾウの動物園のおかげである。
正確には動物が好きというよりも動物園という空間が好きなのだと思う。
エモい話をすると自然に生きる動物を間近で見ることで、日常の出来事にあくせくしている自分の小ささを知ることができるというか。
何も考えないでいい空間が広がっていることがとてもいい。動物がいるせいか、ビーチやプールよりもゆったりできる気がしている。どうしてもビーチだと人間が気になる。
是非ナイトサファリに行って欲しい。カジノなんかより個人的には面白いんじゃないかな。
次はリバーサファリへ。
異動えんとりー
退職エントリーはよく見るけど異動エントリーってあるのかな?
無いなら書いてみるか!と思い、書く。内容は入社後1年半の振り返りになる。
9月29日で現職の役目を終え、10月より新しい部署へ異動することになった。
正確には引き継ぎ期間があるため10月2日からいきなり、ということではなく。
来週も同じ場所に出勤するけれど、もう居場所は無いので宙ぶらりんな感覚である。
この1年半はつらい日々だった。
会社に行きたかった日はなく、いつもお腹が痛かった。
自分がやっていることの意義を見つけられず、みんなできることができなかった。
できるようになりたいと思わなかったのでできないままだった。
お客さんとコミュニケーションを取ることが怖かった、誠実に向き合うことができなかた。
休日だけが楽しみで、平日は死んだように過ごしていた。
なんでこの会社に入ったのか、自分で選んだ結果なのに消化することができなかった。
比較する必要がない世界と比較するクセをやめられず、勝手に悩んで塞ぎ込んでいた。
辞めたいと思ったことは一度や二度ではなく、途中から数えることをやめた。
2年目になり、業務にも慣れてきたことで”手なり”で出来ることが増え、ますます結果を出したいであるとか改善をしようとか、頑張ることをやめていた。
結果を出せないことを気にしていないふりをして、自分を傷つけないようにしていた。
本当は少しでもチームに、お客さんに貢献したかった。でもできなかった。
たしかに志向性が違ったのかもしれない。
営業には初めから向いていなかったのかもしれない。
それでも、そんな自分にも少しでも働きやすいよう、
もっとできるようになれるよう、いろいろと教えてくれた諸先輩方や同期に申し訳ない気持ちでいっぱいで。
ずっと異動してやる、転職してやるって考えていたけど、
何も残せず恩返しもできないままに去ることが決まると幾ばくかの後悔の念が湧いてくる。
自分にも、こんな気持ちがあったんだと今更ながらに気付かされた。
何者かになりたくて、その機会をつかむために社会に出たはずなのに、
一番なりたくないダサい社会人になってしまっていた。
生まれたときから不器用で、一回教えてもらったことをすぐにできるような器用さや
効率化してやろうというような要領の良さはなかった。
だからこそ、目の前のことをひとつずつ出来るようにすることが、
一番大事だったはずなのに、頭でわかっていたはずだけど無視していた。
本当にダサい、イケてない社会人になってしまっていた。
今回の異動は自分で望んだ結果だった。
上司やその上の方がかなり取り計らってくれた結果だと思っている。
もうこれ以上、ダサい姿を晒して生きられるとは思えない。
叶うなら、ここから自分が思い描いたビジネスマンになりたい。
これと決めたのだから、一度は集中して取り組んでみようと思う。
経験とスキルを積み、着実にレベルアップしていきたい。
最後に、つらいことが多かったけど新卒後の配属がここで本当に良かった。
人間の難しさとコミュニケーション力の大切さ、ロジックは盤石なものではなく、
非合理的なことや感情・気持ちも大事であること、なにより、仕事の本質はここで学んだことがほぼ全てな気もしている。
もっとシステマチックに合理的にできていると信じて疑っていなかった、頭でっかちな自分には非常に大きな収穫でした。
本当にお世話になりました。
Ruby難しい
比較的簡単とかとっつきやすいとか言われていて、たしかにちょっと書けば出力されるのでわかりやすいんだろうけど正直全然理解できていない。
具体的には、概念(?)の理解ができておらず、加えていま学んでいることがどう実際に活かされるのかがわかりづらく、どこまでいってもボヤッとしているのが歯がゆい。
何がわからないのかがわからない、という状態にまさになっていて心折れかけ。
でも、できる人がいるということは(しかも少なくない人数)きっと自分にもできるはずと信じているものの、向き不向きという怖い言葉が常につきまとっているので久々に勉強のつらさを味わっている。
少し前からハマり始めたRebuild.fmで「やればできる」という趣旨のことを仰っていたので、過去回聴きながら頑張ろう。
池袋
東京に住み始めて6年以上になる。
幸いにも都心に住み続けることができ、有名所はだいたい行った。
それなのに、馴染みのない街が、池袋である。
もっと言えば、山手線の北側なんて降りたこと無い駅もあるので
何も池袋に焦点を当てる必要はないかもしれない。
でも世の中には「新宿を中心に生活する人間」と「渋谷を中心に生活する人間」と同様に、池袋を中心に生活する人間が間違い無く存在するのだ。
そんな一大勢力を誇る池袋に馴染みがないのは、
都心に住む人間としてモグリなのではないか?
そんな仮説が頭の片隅にあった。ほんと気づかないぐらい小さいけど。
池袋は会社に入ってから行くことが増えた。
別に池袋に会社があるわけではなく、外出先がそこだったとか、
乗り換え駅として使うとか、そんな話だ。
今日も池袋が経由地で路線が変わるため、運賃的には池袋駅を出ても割増にならなかったので、折角なので駅周辺を少し歩いてみた。
これはサボりではなく、気分転換のためにコンビニに行く程度の道草と思って欲しい。
ここで池袋に対する印象を整理しておくと、
・汚い
・臭い
・人が無駄に多い
・別に面白みがない(チェーン店だらけ)
・家から遠い
ざっとこんなところだ。
今日もさほど期待せず、東口に向かうと
可愛らしい女子大生と、その子と語学のクラスが同じであろう
茶髪の男が目に留まり、あぁここは立教の支配下だったなと
謎のダメージを受けた。
これが何の類いのダメージかはわからない。
わからないが、たぶんかつてよく見たそして自分も多少なりとも体感していた
あの瞬間や風景を思い出したからだと思う。
テーブルにこぼしたコップの水は元に戻らないのと同様に、
あの瞬間や風景の当事者にはもうなれないんだ、という
とっくの昔にわかっていた事実で突然腹パンされた、そんな感覚だった。
このタイミングでこの前発見した池袋のすごいところを一個共有しておく。
・河合塾池袋校?の隣がラブホ
たしかにメトロポリタン口?から近くて利便性は高いんだろうけど、
よくその場所抑えたな〜絶対授業サボって行ってるやついるだろ〜とか考えた、
その発想が陳腐すぎて泣いた。
というか、いきなり話の時系列飛んだうえに、これまで百億万回ぐらい気づかれているこの事象にいま気づくダサさも泣ける。
そんで、女子大生に腹パンされた後は適当にぶらついて、
駅に戻ってきたんですが、
駅で女性の落とした定期入れ?をバングラデシュ人みたいな男性が拾ってあげてて、
治安悪そうだけど人の心はあるんだなぁと感じた次第。
ちなみにバングラの人かどうかはわからない。
なぜなら僕はこれまでバングラデシュ出身の人に会ったことがないし、
実を言うとここでバングラデシュと表現したことに何の意味もない。
それはインドでもネパールでもフィリピンでもよかったのだけれど、
まるでマクドナルドでドリンクを選ぶときに、咄嗟にコーラと言ってしまう
あの感覚と同じだった。
それ以上でもそれ以下でもない。
僕にとっての池袋は刺し身のツマぐらいどうでもいい場所なんだけど、
それでもこうやってブログのネタにしているのは、
特別なアウラがあるのかもしれない。まぁ1000%ないけど。
途中で無意味に村上春樹風の文体にしようと思ったけど、
これがなかなか難しかったのでノーベル賞ノミネートされるだけあるなと思った。