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世間知らずが書き散らすブログ

VALUは民衆に届きそうなサービス

最近、VALUが流行っている。

valu.is

 

流行っているといっても、いまはWeb界隈の人や情報感度の高い人たちがまだまだ中心だ。

でも、これは今後かなり可能性のあるメディアであり、サービスであり、そしてインフラになりえるモノだと思っている。

実際に利用したことがないのでかなり雑かつ浅い考察になるが、気づいたことを。

さらに言うとビジネス的に難しい理論もわからないので適当に。

 

金銭(貨幣)の感覚が変わる

買いたい人を見つけて、買う。

行動は非常にシンプルな一方で、購買意識という観点ではかなり革命的である。

なぜなら、カタチある何かではなく、期待を買っているからだ。

いやいや、そんなの普通でしょ?Netflixは手触り感ないけど登録してるし、期待という意味で言えば応援している選手・チームの勝ち負けがわからないスポーツ観戦だってそうだよね?と、思うかもしれない。

でもこれらと今回のVALUは微妙に違う。というのも、VALUは静的なサービスだからだ。

"期待"を買うときは、それを手に入れることで何かしらダイナミックなことが起きると思っている。

例えば、上述したNetflixであれば面白い・感動するなどの「感情の動き」、スポーツも同様に嬉しい・悲しい・楽しいという感情が大きく発露する。

だけどVALUの場合は、優待を"期待"する、値上がりを"期待"するというより、もっとテンション低く購入している。そんな気がしている。そんでもって、優待とか値上がりとかに一喜一憂している人もそんなにいないんじゃないかと思う。

つまり、元来お金を払うということは、何かしらの期待を買っていたと思うが、VALUにお金を払う人たちは投資対象者を「なんとなく支持」している、などあまり期待を寄せていないのに買っているのではないだろうか。

めちゃくちゃわかりやすく言うと、レアカードを求めて遊戯王カードを買う「購買行動」とVALUのそれは全然性質が違うよね、という話だ。

はじめからこうやって書けばよかった。

 

そうすると、お金に対する感覚が変わっていく。リアルにあるモノに固執するのではなく、「こうやってお金を使うのけっこう面白いな」という感覚に。

ビットコインでしか取引できない、というのも秀逸だ。これが円やドルなどの法定通貨だったらそうはいかない。なぜなら、通貨に対する常識(バイアス)があるのでこういう新しい形態にお金を払おうというハードルが高い。ストリーミングサービスへの課金や電子書籍の購入が、まだまだ主流じゃないことと同じだと思う。

 

メディアとしての価値がとんでもなく大きい

そもそもSNSでの影響力に応じて値が付けられることからわかるように、VALUはメディアだ。しかも個人にとっては、非常に自由度が高いうえにやりやすいメディアだと思う。そもそも、VALUを購入されている状態は、SNSのフォロワー数やリアルでの信頼とは異なる種類の価値である。それはお金を払う、という一定のロイヤリティが無いとありえない行動の結果だからだ。

特定のセグメントに深くリーチでき、かつロイヤリティの高いユーザーがいるため、そこからお金が生まれる可能性が他のメディアと比べてもかなり大きいはずである。

個人の発信力を高めるとんでもないプラットフォームだと思う。

 

信用のありかたが変わる

世の決済サービスやクラウドファンディングサービスがソーシャルレンディングを手がけるように、こういったサービスはその独自の経済圏でユーザーを評価することが可能になる。そうすると、リアルとはまた違う信用を与えられることになる。小学生のときは足が速いやつが一番偉くて〜とか言われるアレと構造は同じ。別に足の速さは人の価値にとって絶対ではないけれど、相対的に見ると評価されるべきものという論理。

最近のソーシャルレンディングなどが騒がれる理由は、そのサービス内で培った信用が"お金"に変わるからというシンプルなことだと思っていて。

これまではそんな錬金術は無理だったけど、テクノロジーとアイディアのおかげでそれが可能になった。めちゃくちゃワクワクする話だなぁと思っている。

 

タップスCEOの佐藤航陽さんたしか仰っていた「将来的には人は自分で経済圏を選べる」ということが現実味を帯びてきた、その第一歩か二歩ぐらいとしてVALUは評価されるべきだと思う。それと、こういったいろいろなお金の使い方が出てくると、クラウドファンディングや投資や寄付なども相乗的に促進されるだろう。

法規制とかいろいろ大人の事情(笑)があるかもしれないけど、こういうサービスが出てくるからお金周りの話はおもしろい。

負けずに頑張ってほしいサービスです。