やりたいこと
ずっとやりたいことがなくて悩んでいました。
悩んでも仕方がないよということは、誰かのブログだったり、誰かのインタビューだったり、いろんなところで語られていて。
そういった意見に触れるたび、もしくは悩みのドツボにハマりそうなとき、そういった記事を思い出すことで「そうだそうだ、意味が無いんだった」と自分に言い聞かせてなんとか平常心を取り戻そうとしていました。
それでも人間の良くないところで、不安なことはどうやっても頭の片隅に住み着いてしまうんですね。その結果、定期的に冒頭の悩みに帰ってきてしまっていました。
ただ、さっきふともしかしたらこれがやりたいこと…?と思ったことがあったので、忘れないように残しておこうと思います。
僕にとってやりたいことは、ものづくり、なのかもしれません。
以下、何がきっかけでここにたどり着いたのか、つらつらと書いていきます。
僕はいま事業会社のITシステム部門というべきところで、ITシステムの企画・開発をしています。開発をしていますと書きましたが、実際の開発をしているのはベンダーさんであり、僕は正確には開発はしていません。その前段階である仕様を決めたりだとか、作ってもらったシステムのテストを実施しています。ただし、いまの部署に入って約半年であり年次的にも経験的にも下っ端であるため、仕様決めなんかに口を出せるわけはなく、実態としてはテストの準備や実施がメインの仕事になっています。
正直言っていまの仕事におもしろいところは全く無く、日々どうしたらもっと有意義に過ごせるか頭を悩ませ、変に神経をすり減らし消耗しているなぁと感じてしまっています。いかんなーと思いながらも、何もせずにいきなり日々の仕事がおもしろいものに変わるわけもなく、日々をもはや趣味であるテック系の情報収集や少しでも手に職をと本当に少しずつ開発に挑戦してみたり、好きな時間の過ごし方である読書やアニメ・映画鑑賞をするといった、仕事以外のところでバランスを取っているような、悶々と過ごしてしまっています。
自分の周りにとりたてて嫌な人がいるわけではなく、仕事熱心な人も多く自分にはないスキルや経験を持っている人がほとんどであり、勉強するところは非常に多い環境です。社内的に大きなインパクトを与えうるシステムのプロジェクトに、偶然とはいえ携わらせてもらっている、そして何より手を挙げてITやシステムをやりたいんだと異動させてもらった手前、何を勝手にモチベーションを下げているんだと思われても仕方がない、そんな状況だとも理解しています。
それでも日々感じてしまっている"停滞感"や"面白くなさ"は、紛れもなく僕の本心であり、その源はどこなのか、何なのかこの2年間ずっと探してきたように思います。仕事という文脈にかかわらず、停滞感や面白くなさは長く感じてきたのでそろそろ限界が来ているなぁともこのところ強く思っていました。
こういった感情は、現状何かが足りないために湧いてくるものです。その何かは、パズルのラストピースのように欠けたまま、しかも結構デザイン的に重要なピースであるために周辺をどれだけ盛り立てても本質的に解決されるわけではないのです。
異動してまで叶えたかったこと、前の部署ではできなかったこと・足りなかったこと、日々の行動や休日の行動から何を求めていたのか、今日やっとわかった気がします。
僕は何かを作ることをしたい、そう願い続けてきたのだと思います。
幼いころから手先が不器用で、イメージしたことを正確に描き出すことや譜面通りに演奏することができませんでした。当時はできないから諦めていたし、別にそんなに興味がないと思っていました。
大学生のときに出会ったスタートアップの世界では、みんな何かを表現していました。強く自分を打ち出すことはしたくなかったけど、楽しそうだなとは思っていました。
入社してはじめた営業は、自分が想定していたような場ではありませんでした。なにより何かを生み出すことを求められていない世界でした。
異動後の部署は、何かを作るところに近い気がする一方で、やっていることはものづくりとは言い難いなと感じています。ゼロからイチを創ることが尊ばれることはなく、いまの状況を改善していくことが至上な世界です。
僕は何かを表現したり創り出したりすることに、コンプレックスを持っているし一方で憧れています。それはインターネットの世界に少し足を踏み入れたからこそ、顕在化したのだと思います。後付け、そう思いたいだけなど、なんとでも言えますが考え方というのは後天的なものであるしとりあえずの答えとしては間違いないのだと思います。
長くなったのでまとめると、現状は何も創り出すことができておらず、なんちゃってものづくりの世界にいるから余計にホンモノと比較してしまい、そのギャップに苦しんでいるのだと結論づけました。やっぱり何か創り出していきたい、自分次第でそのチャンスを得ることができるのだから今年こそは頑張っていきます。もう今年も1/4が終わり、25歳になってしまいましたが、ようやく解が出せたと思います。今年の残りは"ものづくり"をテーマに少しずつやっていきます。