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コードを書くつもりだったんです本当は。

活字の魅力

読書が好き、というよりは活字が好きなのかもしれない。

別に文庫に限らず雑誌や新書、果ては説明書なんかを読むのも比較的好きだ。

じっくり文章を読むことが、意外に苦手である。だから大意を掴むことはできても、その文章に対する解釈や深い理解を求められると途端に、曖昧な部分が表出する。

であるから、文学作品を楽しむことが得意でない。文学作品は、本来的に深く読んでもらうことを求めているからだ。心底、文学部に行かなくてよかったと思う。

 

活字の魅力というものがあったとして、それに魅せられる人は、この時代においてはマニュアル車を運転することが好きだ、というぐらい変わった趣向なのかもしれない。

僕はおそらく活字が好きな部類の人間で、世の中一般からみれば、それはあまり理解がされない趣味かもしれない。理解がされないということには、大きく二種類あって、ひとつは好みが全く異なるもの。もうひとつは、理解のある人間にとっては重大なことである一方、理解できない人にとっては取るに足らない、考えたこともない新しい考え方という性質のものだ。

僕の趣味は、後者だと思われる。

 

話をひっくり返すようで恐縮だが、活字だけでなくweb記事もよく読むし好きであるから、別に活字だけが好きかというと、そんなことはない。

好きなものはひとつでないといけないという決まりはないから、あまり深く考えていない。ただ、なぜわざわざ"活字"が好きなどと限定した言い方をしたかというと、webで受ける印象や取得できる情報量、また、表現しづらいが手触りのようなものを活字で感じられるからだ。

これには仮説があって、五感を通じて情報を読み取っているからではないかと。

webだと目だけが唯一動かす部位である一方で、本や雑誌は手で持ってめくる、目を動かしてまためくる、という一連動作がある。

この儀式のような所作が、僕の脳に直接情報を流し込んでいるような、そんな感覚をもたらす。

 

こんな感覚を持っている人はきっとどこかにいると信じて、

今度雑誌を作ってみようと思う。